インフラ整備には、安全性、快適性、防災性能、環境空間などの多面的な機能が要求されます。
また、現地の状況は場所ごとに異なっており、インフラ整備に同じものはありません。
このため、測量部門と綿密に連携を図り、地域のニーズにあったインフラデザインを行います。
一方、高度経済成長期に建設された公共インフラの多くが、補修や更新の必要な時期を迎えており、本来の機能を維持していくための対策が重要な課題となっています。
これまでの幅広い技術に対応してきた経験を活かし、今後も更に新たな技術に挑戦し対応能力を高め、次世代の要請にお応えいたします。
道路は様々な役割や機能を持っているため、計画時には、必要な役割や機能を的確に捉え、整備効果を十分発揮できるよう考慮することが必要となります。
また、道路利用者、沿道住民、道路管理者の視点などから総合的に道路機能を評価し計画を進めることが重要になります。これらを十分に考慮したうえで、概略、予備、詳細設計の各段階を進めていきます。
構造物には橋梁、樋門、擁壁等、様々なものがあります。
概略設計では、資料収集や現地調査を行い、事業を進めるうえで起こりうる問題点の抽出を行うなど、全体の把握を行います。その後、構造物の最適な形式を決定するために、経済性や施工性、環境、景観など、周辺環境のあらゆる面を考慮して比較検討を行い、経済的で高い機能性を有した最適な構造を提案します。
詳細設計では、概略設計の結果を基に、具体的な設計を行います。
近年では、多くの社会基盤施設が補修等が必要な時期を迎えており、補修・補強設計が重要となってきています。
これまで培った豊富な経験と知識で、構造物の状態、立地状況、使用状況などさまざまな観点から、最適な補修・補強工法を提案し、詳細設計を行います。
近年はゲリラ豪雨、集中豪雨による浸水被害が多発しています。浸水被害による地域経済、人命被害の軽減・抑制のためには河川整備も重要となります。
河川改修計画では、土地利用状況、過去の浸水被害状況、整備による周辺への影響など考慮した河川設計を行い、護岸工、樋管・樋門などの河川構造物設計を行います。 近年では、多くの社会基盤施設が補修や更新が必要な時期を迎えており、適切な手法による橋梁や土木構造物の点検が重要となっています。
安全かつ効率的な点検実施のための計画を行い、高度な技術と豊富な経験をもとに、定期点検、詳細点検を実施し、劣化の状況の把握を行います。
また、点検結果をもとに今後の維持管理への反映や最適な補修・補強設計の提案を行います。
農業生産基盤づくりを支える農道や用排水路などを自然環境保全の視点も取り入れながら、計画・設計を行います。
計画の際には、現地の状況を十分把握し、地域住民の方々のご要望も考慮しながら、地域にあった計画を行います。
斜面崩壊、渓岸侵食、土石流などの山地災害を未然に防止するための、治山施設の計画・設計を行います。
計画の際には、現地の状況を十分把握し、地域住民の方々のご要望も考慮しながら、地域にあった計画を行います。
造成設計には、宅地の造成・公園の造成・農地の造成・工場の造成等様々なものがあります。
造成設計は単に整地工事の設計だけでなく、造成後の利用がより良い状態で行えるための設計を行います。設計の際には、土地の持っている利点を活かした設計を心掛けるとともに、発生残土の抑制等の造成コストの低減、的確な交通動線や雨水排水の処理など課題の克服に取り組んでいき、お客様のご要望に応えた設計を行います。
また、造成工事の際には各法律に基づいた様々な申請が必要となります。
この申請の支援を行っています。
公共施設としての公園は、民有の緑地に比べ安定性・多機能性の点から、地域環境において中心的な位置付けを占めています。
地域住民のレクリエーション利用、都市環境保全機能があり、防災の観点からも非常に重要な施設となっています。自然災害時には避難場所としての機能や救援活動・復旧活動の拠点等の幅広い活用が考えられています。
また、公園設計においては住民の意向を反映する必要があるため、計画段階において住民参加の説明会や事前の意見収集のお手伝いを行うことにより、計画の目的を明らかにし、最適な公園計画を行います。